フォーラムにてヘッドグリッチ・ゼロインについての詳しい解説が書かれています。
見てみた感じでは納得できる内容であったので間違いはないのではと思います。
→Zeroing and the Head-glitch Issue: The Exlpination
ここを見ると、ヘッドグリッチの修正により何が変わったか、SRのゼロインがなぜ100m固定かを知ることができます。
全てを翻訳するのは骨が折れるので、自分なりに理解した内容をまとめてみたいと思います。
春パッチにより、ヘッドグリッチが修正され、銃口から弾が出るようになりました。これにより、障害物の前では敵が見えていても当たらない、という状況が起きるようになりました。
演習場に追加された謎のコンテナの後ろから撃ってみるとよくわかると思います。
また、SRを装備してみるとわかりますがゼロインの初期設定が100mになっています。0mに戻すことができなくなりました。
では、そもそもヘッドグリッチとは何なのか、そしてゼロインが100mになっているのはなぜなのか、ということの解説となります。
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(以下リンク先の解説をもとに作成したまとめです)
最初(パッチ前)は弾丸は目から発射されていた
春パッチが当たる前は、射撃を行うときに銃口からではなく目から弾が発生していました。
これはCS、Quake、CoDなどの別タイトルでも行われている手法です。これにより、狙ったところにちょうど着弾するようなシステムにすることができていたのです。
以下の画像がパッチ前のCS5の弾道です(参考元より画像引用)。 弾道落下と精度を考えなければレティクルを合わせたところに着弾します。
では、なぜBF4でのみヘッドグリッチが問題になったのか。
それは、BF4の兵士の視点(目)というのは頭の一番上あたりの高さに設定されていたからです。
他のゲームでは胸の上あたりに視点が設定されているために問題がなかったそうです。
このシステムでは、銃口とターゲットの間に障害物があっても視点とターゲットの間に障害物がなければ当てることができました。よって、BF4の場合頭の一番上だけ出していれば当てることができていたのです。
この、「銃口が出ていない」「頭の先しか出ていない」状態で撃てたことがヘッドグリッチと呼ばれました。
パッチによるヘッドグリッチの修正
カメラの位置を変えずにヘッドグリッチを直す方法としてDICE LAが行ったのが、銃口から弾を発射するシステムにすることでした。
弾の発射位置を変えた結果必要になるのが、ゼロインです。
視点の下から弾が発射されるので当然レティクルと弾道が交差する点を決めなければなりません。
そこで、ほとんどの銃は100mでゼロイン(100mでちょうどレティクルと同じ位置に着弾)が設定されました。
以下の画像がCS5の100mゼロインの画像です(参考元より画像引用)。 赤がヘッドグリッチ修正前・ゼロインなし、青が修正後、100mゼロインです。
ヘッドグリッチ修正により0mの下(つまりレティクルの下)から弾道が始まることが分かります。そして100mでちょうど0m(レティクルの真ん中)になっていることが分かります。
この図を見ると、100mの手前ではレティクルより上に着弾することがわかります。これでは、頭を狙ったときに頭の上を通り過ぎてしまうのでは?と疑問に思う方もいるでしょう。
しかし、画像を拡大してみると最大でも60-70mで2cmよりわずかに上を飛ぶ程度でしかありません(参考元より引用)。
60mあたりで2cm上を飛んでいくのは誤差程度でしかありません(と解説者は考えています)。
なぜゼロインを元に(0mに)戻せないのか?
ゼロインを0mにできないのはそもそも0mに合わせることができないからです。
銃口から弾が飛ぶのに、0mの位置でレティクルと合うということは銃口がかなり上を向くことを意味します。
また、ゼロイン機能を切ることができないのは、100mのゼロインがなければ下の画像の緑のラインのようになってしまうからです(参考元より画像引用)。
(赤がヘッドグリッチ修正前のゼロインなし、青がヘッドグリッチ修正後のゼロイン100m、緑がヘッドグリッチ修正後のゼロインなし)
視点より下で弾が発生するので、そのままレティクルと合うことはないまま弾道は下がる一方となり、つねにレティクルの下に着弾するようになってしまいます。
これが100mゼロイン固定の理由でした。ちなみに弾道落下の具合により一部の銃は100mではない距離でゼロインされているようです。
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