ノートPCはデスクトップPCのように壊れたら新しいキーボードに交換するというわけにはいかないため、キーボードの状態というのは重要です.
ノートPCでもUSBキーボードを挿して使うこともできますが、ノートPCは持ち歩くことが多いためにUSBキーボードも常に携帯しなければいけないのは面倒です.
キーボードの修理/交換は通常はメーカーや修理専門店などに修理を依頼する必要があります.
しかし、メーカーは保証期間外だと費用が高額になる、専門店は信頼性が低いなどの懸念があります.
キーボードの修理程度で余計なお金をかけたくないという気持ちもあります.
ということで、自力でのキーボードの交換を試みてみたので記録として記事に残しておきます.
今回キーボード交換を行ったのはマウス LuvBook JシリーズのLB-J520X2-SSD5-AというノートPC.
数年前に衝撃を与えてしまいキーボードのいくつかのキーが反応しなくなる症状を引き起こし、保証も切れていたため放置されて置物と化していました.
始める前の準備として、ノートPCをシャットダウンさせ、電源コードやバッテリーなどを取り外しておきましょう.
まず、もともとついているキーボードを取り外します.
LB-J520X2-SSD5-Aでは背面に2つKBと書かれたネジ穴があり、このネジを外せばキーボードも取り外せそう…なのですが、実はマザーボードにもう一つキーボード固定用のネジがあるのですべてのネジを外してカバーを取る必要があります.
ノートPCによってはカバーについているキーボード固定用ネジを外すだけでキーボードを取り外せるものもあります.
ネジを外したらカバーを外していきます.
しっかりとくっついていたので、マイナスドライバーをフチに差し込んで外していきました.
カバーを外して出てきたマザーボードがこちら.こちらにもKBと書かれたネジがあるので外しておきます.
なお、このネジはカバーのネジと種類が異なるので混ざってしまわないように注意.
ここまで行うとキーボードが取り外せるようになるのでキーボードを取り外し.
接触不良での不具合を考慮して一応端子を付け直してみてキーボードが復活しないか試しましたが駄目でした.
裏面を見るとCVM14C20J0-430という型番であることがわかりました.
検索してみると、マーケットプレイスですがamazonで販売しているようです.
これは中国からの輸入となるので届くまでに一週間ほどかかります.
実際に届いたものがこちら.適当な段ボールとビニールに包まれて届きました.キーボードの見た目が微妙に異なるのはコピー品だから?
このペラペラとした端子をマザーボードの端子口に差し込み、固定バーで固定するとキーボードが認識されるようになります.
自分の場合はこれで正常にキーボード操作が可能になりました.キーボード上部の固定が足りず上側が微妙に浮いてしまっていますが、まあ使えないよりはましでしょう.
これでも直らない場合はマザーボード側の端子口などに問題があり、単純なパーツ交換では直らない可能性が高いので素直に修理に出した方がいいかもしれません.
ノートPCは機種によってキーボードの型番、本体とキーボードの間の取り付け方などが違いますが、基本的には
・裏面カバーを外す
・マザーボードからキーボード分離
・キーボードを取り外して型番確認
・新しいキーボードを取り付け
という手順は変わらないかと思います.
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